研究課題
基盤研究(C)
1加耶諸国の実態について追究した。踏査成果および近年の発掘成果をもとに、王宮を中心とする諸国の景観を復元的に考察した。2多羅国について検討した。多羅国の領域を再検討し、大加耶連盟の中での多羅国の地理的位置と政治的位相を考察した。大きな領域を擁した多羅国ではあったが、大加耶と新羅とを結ぶ結節点に位置することがその政治的位相を規定した。3比自伐国について検討した。現在の中心地よりも南に大きな古墳群を残す別の勢力があり、それを下に従えた比自伐国を措定し、その新羅編入に至るまでの政治過程を追究した。4いわゆる「任那の官家」および「任那四県」について再考した。ともに『日本書紀』にのみあらわれることがらであり、『日本書紀』においてどのように構成されているかを検討した。それをもとに、わたしの旧説を補完し、また「任那支配論」についても改めて否定した。
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新羅學国際学術大会論文集
巻: 6 ページ: 195-233
百済文化
巻: 6 ページ: 145-162
『百済文化』
巻: 46輯 ページ: 145-162
『新羅學国際学術大会論文集』
巻: 6輯 ページ: 195-233
遣隋使がみた風景-東アジアからの新視点(八木書店)
巻: (依頼) ページ: 88-113
『律令国家と東アジア』日本の対外関係2(吉川弘文館)
巻: (依頼) ページ: 285-304
琵琶湖と地域文化林博通先生退任記念論集(サンライズ出版)
ページ: 365-377
弥生時代の考古学4古墳時代への胎動(同成社)
巻: (依頼) ページ: 88-103
榮山江の文明交流と生活文化史(木浦大学校島嶼文化研究院・韓国文明交流研究所)
巻: (依頼) ページ: 61-76
『大成洞古墳群と東亜細亜』第16回加耶史国際学術会議
ページ: 45-65
『古代環東海交流史』1部
ページ: 71-89
東アジア都城の比較研究(橋本義則編著)(京都大学学術出版会)
ページ: 23-41
忠清学と忠清文化
巻: 11 ページ: 231-262