研究課題/領域番号 |
22520719
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
東洋史
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
井上 徹 大阪市立大学, 文学研究科, 教授 (20213168)
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研究期間 (年度) |
2010-10-20 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 儒教化 / 都市 / 珠江デルタ / 城郭都市 / 省城 / 州県城 / 羅定州 / 漢化 / 羅旁 / 始祖祭祀 / 撫粤政略 / ヤオ族 / 羅定 / 商税 / 郷紳 / 請負構造 / 広東省城 / 盤古 |
研究概要 |
本研究では、広東珠江デルタ流域が16世紀を分岐点として科挙官僚制を軸とする儒教システムによって統合される一元的な文化構造へと変質していくプロセス(儒教化)の過程において、この儒教化の過程で登場した郷紳という知的エリートが広東省城の社会構造を維持するうえで重要な役割を果たしたことを検証した。郷紳の登場と成長は、辺境としてのデルタ地域が科挙官僚制を軸とする儒教化の中に包摂されていくことを象徴している。また、広東の西部山間地帯の非漢族(ヤオ族等)の複合的な反乱と鎮圧後の状況を考察し、周辺地域(羅定州)が州城を中心として儒教化の体系のなかに包摂されていく状況を検証した。
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