研究課題/領域番号 |
22520726
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
東洋史
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研究機関 | 財団法人東洋文庫 |
研究代表者 |
永田 雄三 財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (20014508)
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連携研究者 |
江川 ひかり 財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (70319490)
吉田 達矢 名古屋学院大学, 経済学部, 専任講師 (10409443)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | トルコ / マニサ / アーヤーン / カラオスマンオウル家 / 近代 / チフトリキ / マニサ地方 / 徴税請負制 / 資産台帳 / ワクフ / カラオスマンオウル / 中東問題 / 中央集権化 / 英土通商条約 / 総理府オスマン文書局 / 近代化改革 / 中東・バルカン紛争 |
研究概要 |
本研究の目的は、タンズィマート改革による政治的変革と国際貿易の拡大による経済的変化という両面からもたらされる地域社会の変容の諸相を具体的に描き出そうとするものである。とりわけ、マニサ地方のアーヤーン家系であるカラオスマンオウル家の状況を、改革のプログラムの一環として、1845 年に中央政府によって都市民と農民とを対象に実施された「収入台帳」の分析を通じて明らかにしたものである。地域住民の中には、ムスリムと非ムスリムとを問わず、地域の産物に対して増大する外国からの需要にしだいに敏感に反応して上昇する新しい社会層が形成されつつあった。その結果、カラオスマンオウル家は、なお一定の影響力を維持しつつも、かつて保持していた大きな影響力を次第に相対化されつつあった。
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