研究課題
基盤研究(C)
本研究は,スイスの国家形成における特徴を中世後期の都市・農村関係に注目して考察したものである。スイスでは有力都市による領域形成が国家形成の土台となりえたが,その際,都市は農村領域をどのように統合しえたのか。本研究では,都市バーゼルによって統合された農村領域を対象に考察した。その結果,バーゼルは旧来の農民自治の構造をそのまま継承して領域形成の基盤としたこと,農民自治組織のあり方には旧ハプスブルク系貴族の影響力が強く働いていたことなどが明らかになった。
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新しい歴史学のために
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金沢大学歴史言語文化学系論集〔史学・考古学篇〕
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金沢大学歴史言語文化学系論集
比較都市史研究
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