研究課題/領域番号 |
22520760
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
考古学
|
研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
田中 裕 茨城大学, 人文学部, 教授 (00451667)
|
連携研究者 |
高橋 修 茨城大学, 人文学部, 教授 (40334007)
亀井 宏行 東京工業大学, 情報理工学系, 教授 (60143658)
吉澤 悟 奈良国立博物館, 情報サービス, 室長 (50393369)
|
研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2014-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2010年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 景観復原 / 古代 / 郡家 / 常陸国風土記 / 中央集権 / 官道 / 国造 / 古墳 / 国郡制施行 / 報告書 / 那賀郡家 / 建評記事 / 台渡里官衙遺跡群 / 二所神社古墳 / 平沢3号墳 / 愛宕山古墳 / 歴史的景観 / 豪族居館 / 古代東海道 / 地名調査 / レーダー探査 / 国郡制 / 台渡里遺跡 / 地域運営の実態 / 地域首長層 / 郡司層 |
研究概要 |
本研究では、古代の景観を復原する方法を用いて、7世紀から8世紀にかけて進められたヤマト王権による集権化の影響が、常陸国地域にどう現れるかを探った。考古学的調査成果と『常陸国風土記』の記述を比較し、郡役所(郡家)の周辺に存在する公的施設と古墳などの位置関係を調べた結果、古墳時代以来の有力者層(国造氏)が引き続き地域権力を維持するため、ヤマト王権に対し積極的に政治的アピールを行っていたこと、ヤマト王権は彼らを地方官僚として柔軟に取り込んだことがわかった。同時に、ヤマト王権は新たな交通システム(官道)の構築を強引に推進した可能性があり、その時期は、従来よりも早い(7世紀中葉)可能性が浮上した。
|