研究課題/領域番号 |
22520779
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
考古学
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研究機関 | 国立歴史民俗博物館 |
研究代表者 |
上野 祥史 国立歴史民俗博物館, 研究部, 准教授 (90332121)
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研究分担者 |
杉本 憲司 佛教大学, 文学部, 名誉教授 (90079020)
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連携研究者 |
阿子島 功 山形大学, 人文学部, 名誉教授 (00035338)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2010年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | アジア考古学 / 秦漢史 / 地域圏 / 自然地理学 / 考古学 / 東洋史 / 泰漢史 |
研究概要 |
漢代は古代中国世界の一つの到達点であり、統一を背景とした共通性が強調されることが多い。本研究は、歴史情報と地理情報に基づいて漢代の地域圏を整理して、考古学・文献史学・自然地理学という視点から地域圏を評価することで、漢代社会の構造を明らかにしようとするものである。城郭・墓葬・自然境界を分析の手段として地域圏を析出し、地域圏相互の関係に基づいて、漢という世界の共通性とは何であるのかを問う。本課題3年間を通じて集成した地理情報と歴史情報をもとに、主に行政支配拠点である郡県に推定される城郭とその地理環境を対照した漢代歴史情報地図を作製した。この漢代歴史情報地図をもとに、よりマクロな視点で漢代の地域社会の実態を検討した。地形利用や領域という視点から地域社会の景観について検討を進め、多様な自然環境のもとにある個々の地域社会の実像を抽出し、その相互関係に注目して、漢という世界を構成する地域圏の様子を検討した。これは、歴史・考古・地理という複合的な視点で、漢代の地域圏を評価したものであり、漢代社会を検討する上で議論の基礎となるものといえよう。各地域圏そのものを注視するミクロな視点では、安定郡や北地郡などの地域圏内部の実態、あるいは漢帝国周辺地域をも包括する地域間相互の関係などを検討した。個別事例研究の範疇にあるこれらの認識や視点は、学会発表を通じてその一部を公開した。
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