研究課題/領域番号 |
22520792
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人文地理学
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
松本 博之 奈良女子大学, 名誉教授 (70116979)
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研究分担者 |
内田 忠賢 奈良女子大学, 人文科学系, 教授 (00213439)
高田 将志 奈良女子大学, 人文科学系, 教授 (60273827)
吉田 容子 奈良女子大学, 人文科学系, 准教授 (70265198)
帯谷 博明 奈良女子大学, 人文科学系, 准教授 (70366946)
西村 雄一郎 奈良女子大学, 人文科学系, 准教授 (90390707)
相馬 秀廣 奈良女子大学, 人文科学系, 教授 (90196999)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 地域景観 / 地域環境 / 紀伊半島 / グローバル化 / 保全 / 変容過程 |
研究概要 |
本研究では,グローバル化と地域景観・地域環境の変容について、特に紀伊半島における近現代を中心に検討した。その結果以下の諸点があきらかとなった。 (1)1960年代後半からの外材供給の増大にともなう国内材供給量の低下は、十津川流域における植林地の変化に大きな影響を及ぼし、植林地伐採後の落葉広葉二次林景観の出現をもたらしている。 (2)生活基盤が脆弱な紀伊半島和歌山県沿岸部では、近代を通じてグローバル化の2度の波があることが明らかとなった.このうち2度目は最近10年ほどの動きであり,明治期以降第2次大戦前までの1度目のグローバル化を基盤とした歴史的な地域性を引き継いでいる。 (3)経済的な面でグローバル化の進行が顕著な日本社会ではあるが、高齢者個々の「生きられた世界」の構築には、地理的要素や地域の特殊性といった地域間の差異が大きく影響している。
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