研究課題
基盤研究(C)
註釈学者ヴァカリウスを教皇受任裁判官に任命した1177年の教皇アレクサンデル3世の書翰を、写本レヴェルにまで立ち入って分析した結果、本件は婚姻の成立要件として「合意」を重視する従来の立場から「自由意思に基づく合意と同衾」へと教会婚姻法が大きく変わる転換点に位置するものであることが明らかになった。本件は、教会婚姻法のイングランドにおける適用事例というよりも、教会婚姻法がこのような地方における具体的事例の積み重ねの結果形成されていったことを示している。
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