研究課題
基盤研究(C)
本研究では、国際法上の規範逸脱行為への対応を定めた国家責任法と条約制度の関係性を検討してきた。国家責任法の射程は、規範逸脱行為のうちでも、「賠償」責任の基礎となる「違反」に限定される一方、条約制度の射程は、賠償責任の発生を停止させつつ条約当事国間の制度的管理に委ねられる段階の「不遵守」等の規範逸脱行為に限定される。つまり、両者は、優先適用が問題となる特別法と一般法の関係ではなく、適用範囲の異なる「相互補完的関係」にあると評価できる。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 2件)
早稲田法学
巻: 第88巻2号 ページ: 65-128
120005290472
法学研究の基礎〈法と権利〉 (早稲田大学法学研究科組織的な大学院教育改革推進プログラム)
ページ: 233-253
巻: 第86巻2号 ページ: 89-130
40018933516
https://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/bitstream/2065/35983/1/WasedaHogaku_86_2_Banzai.pdf
巻: 86巻2号(印刷中) ページ: 89-130
早稲田大学大学院法学研究科 組織的な大学院教育改革推進プログラム『法学研究の基礎<法と権利>』