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バリアフリー機器の街づくりへの導入を通した社会起業プログラムの開発と理論化の研究

研究課題

研究課題/領域番号 22530465
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 商学
研究機関椙山女学園大学

研究代表者

岡田 広司  椙山女学園大学, 現代マネジメント学部, 教授 (90326158)

研究分担者 加藤 高明  愛知工科大学, 工学部, 准教授 (30351183)
研究期間 (年度) 2010 – 2012
研究課題ステータス 完了 (2012年度)
配分額 *注記
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワードバリアフリー / 街づくり / ソーシャルビジネス / 事業化 / 福祉 / 歩行誘導システム / 福祉機器 / ユニバーサルデザイン / 歩行者ITS / ネットワーク
研究概要

本研究は社会科学の視座から新しい福祉機器の開発と当該製品を、地域社会に貢献する事業として導入を円滑に進める社会起業プログラムの構築に関する。福祉機器利用者、商店街振興組合店主等の面談調査を加え、次の点を中心に調査・研究を進めた。
第1は、第2世代誘導方式(絵文字タイルと携帯型音声誘導による方式)の電子技術とITとの融合による可能性を考察した。特に普及が進むスマートフォンとの融合化については、GPSの問題となっていた屋内や地下街等の利用においては、屋内エリアに基地局を設け、利用者と目標地点を移動局として、基地局から移動局の距離を30cm以下の精度で算出し、音声誘導する仕組みが可能となる。タイルにICタグやマイコンを内蔵させた本誘導方式が多様性に優れていると再確認できた。第2は技術的課題の考察を進めた。電子部品を封入したタイル構造については再度環境テストを重ね、「絵文字情報認識度の高い」ものへと改良を進めた。タイルの電子部品装着方式や高品質化の実験を重ね、音声発生器の小型軽量化の研究を進めた。また近年UV応用技術が高まり、電子部品の紫外線硬化密封技術による高い信頼性を確認した。
第3は社会起業プログラムに関する考査をした。新事業開発プログラムの成功事例を分析し、福祉機器の街づくりへの導入プログラムを次の様に提起した。(1)市場調査、(2)新製品の発案、(3)新製品の企画、(4)技術研究・開発設計[(5)試作、(6)市場導入テスト、(7)市民参加による評価・改良]、(8)生産、(9)市場導入、(10)市場反応、の流れとなる。さらに(6)市場導入テストの結果、(7)市民参加による評価・改良点が、(5)試作ステップにフィードバック、街づくり導入に評価され、(8)生産に進む。この生産ステップは「本生産」より、市場導入初期には「量産試作」という考え方を取り、多くの実例の共通点を見出す。また(4)技術研究・開発設計は、(7)市民参加による評価・改良点の評価結果がフィードバックされるステップであるが、常にこのステップまで帰還するようでは問題である。(3)新製品企画を的確に進めて、(5)試作品の手直しで終わらせたい。「社会起業プログラム」の中心となる「(3)新製品の企画」では、ユニバーサルデザインとイノベーションが重要課題である。

報告書

(3件)
  • 2012 実績報告書
  • 2011 実績報告書
  • 2010 実績報告書

研究成果

(5件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 学会発表 図書

  • [雑誌論文] Web動画プレゼンテーションの制作と実用的活用2011

    • 著者名/発表者名
      加藤高明
    • 雑誌名

      日本産業技術教育学会第26回情報分科会講演論文集

      ページ: 79-82

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 地域の商店街を活性化するマーケティングイノベーション2011

    • 著者名/発表者名
      岡田広司
    • 学会等名
      商品開発・管理学会附属研究所平成23年度研究発表会
    • 発表場所
      近畿大学生物理工学部
    • 年月日
      2011-10-01
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [学会発表] 地域の商店街を活性化するマーケティングイノベーション~桜山商店街の事例2011

    • 著者名/発表者名
      岡田広司
    • 学会等名
      日本知財学会知財教育分科会第20回知財教育研究会
    • 発表場所
      名古屋市立大学経済学部
    • 年月日
      2011-09-17
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [学会発表] 地域キャラクターのネットワーク化による商店街や街の活性化2010

    • 著者名/発表者名
      岡田広司
    • 学会等名
      日本知財学会第8回年次学術研究発表会
    • 発表場所
      東京工科大学
    • 年月日
      2010-06-20
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [図書] 増補改訂版現代マネジメント概論2011

    • 著者名/発表者名
      岡田広司
    • 総ページ数
      257
    • 出版者
      株式会社あるむ
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

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公開日: 2010-08-22   更新日: 2019-07-29  

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