50 年代アメリカ社会福祉界の変化と黒人社会事業家に対する評価の転換過程

• 研究課題/領域番号: 22530603
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 社会福祉学
• 研究機関: 福岡教育大学
• 研究代表者: 西崎 緑 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (00325432)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円); 2012年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円); 2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: ホイットニー・ヤング / 社会事業史 / アメリカ黒人 / 人種問題 / 全国都市同盟 / ソーシャル・アクョン / 社会事業教育 / 人種統合 / 全国社会福祉会議 / 専門社会事業 / 公民権運動 / ソーシャル・アクション / ソーシル・アクション

研究概要

1950 年代のアメリカ社会事業界は, 南部における人種対立激化を背景に保守的態度を崩せなかった。しかし一部に人種統合を推進する集団が存在し,社会的包摂へと転換していく過程が進行していた。また G.I.Bill による高学歴黒人層の拡大と黒人の北部移住を背景に, 黒人指導者層の支持者が増大し,公民権運動の高まりとなっていった。黒人社会事業家が行った労働運動・公民権運動と連動するソーシャル・アクションは, やがて 1960 年代の社会事業界の変革につながっていった。

研究成果

• [雑誌論文] 自己変革なき支持:1954 年最高裁判決へのアメリカ社会事業界の態度 (2013)
  • 著者名/発表者名: 西崎緑
  • 雑誌名: 福岡教育大学紀要 第2 分冊 社会科編 巻: 第62号 ページ: 47-57
  • NAID: 40019620668
  • URL: http://hdl.handle.net/10780/1455
• [雑誌論文] 自己変革なき支持： 1954年最高裁判決へのアメリカ社会事業界の態度 (2013)
  • 著者名/発表者名: 西崎 緑
  • 雑誌名: 福岡教育大学紀要 巻: 第62号第二分冊 ページ: 47-57
  • NAID: 40019620668
• [雑誌論文] G.I.Bill と黒人 (2011)
  • 著者名/発表者名: 西崎緑
  • 雑誌名: 福岡教育大学紀要 第2 分冊 社会科編 巻: 第60号 ページ: 65-75
  • NAID: 40018720757
  • URL: http://hdl.handle.net/10780/1009
• [雑誌論文] G.I.Billとアメリカ黒人 (2011)
  • 著者名/発表者名: 西崎緑
  • 雑誌名: 福岡教育大学紀要 巻: 第60号 ページ: 65-75
• [学会発表] アメリカ社会事業史におけるホイットニー・ヤングの位置づけ-公民権運動と専門社会事業- (2010)
  • 著者名/発表者名: 西崎緑
  • 学会等名: 日本社会福祉学会第58回秋季大会
  • 発表場所: 日本福祉大学
  • 年月日: 2010-10-09
• [学会発表] アメリカ社会事業史におけるホイットニー・ヤングの位置づけ-公民権運動と専門社会事業- (2010)
  • 著者名/発表者名: 西崎緑
  • 学会等名: 日本社会福祉学会第58回大会
  • 発表場所: 日本福祉大学名古屋キャンパス
  • 年月日: 2010-10-01
• [図書] 人物で読む近代西洋社会福祉の歩み (2013)
  • 著者名/発表者名: 西崎緑
  • 出版者: 室田保夫編著(発行予定)
• [図書] 人物でよむ西洋の社会福祉のあゆみ (2013)
  • 著者名/発表者名: 室田保夫
  • 出版者: ミネルヴァ書房
• [図書] 『人物でよむ西洋の社会福祉のあゆみ』(担当部分「第27章ホイットニー・ヤング-公民権運動とソーシャル・アクションの指導者) (2012)
  • 著者名/発表者名: 西崎緑
  • 出版者: ミネルヴァ書房(印刷中)
• [備考] 本研究報告のために作成・公開したホームページ「50 年代のアメリカ社会事業界の変化と黒人社会事業家に対する評価の転換過程」
  • URL: http://www.whitney-young.sakura.ne.jp
• [備考] 西崎緑「アメリカ社会事業史と人種問題解決への道-黒人社会事業家ホイットニー・ヤングを通して-」2013 年3月