研究概要 |
英国の労働党政権下10年間の貧困・地域再生の検証を行った。第一に,ニュー・ディール・フォー・コミュニティに関して政府評価報告書に基づいてその成果を批判的に考察した。得られた知見は,広域圏・狭域圏のスケールの問題の所在,マネージリアリズムと住民自没とのコンフリクト,基礎自没体の政没家や職員スタッフの姿勢の変化,ネイバーフッド・ガバナンスの有効性への疑義である。第二に,ロンドンのハックニー特別区を中心にして事例研究を行い,その成果の分析を行った。最後に,日本の調査研究では,兵庫県尼崎市の生活保護行財政と学習支援の取り組みを実証的に考察した。
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