非連続型テキストを含む文書の読解指導法に関する基礎研究

• 研究課題/領域番号: 22530697
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 教育心理学
• 研究機関: 東京学芸大学
• 研究代表者: 岸 学 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (40143622)
• 研究分担者: 中村 光伴 熊本学園大学, 社会福祉学部, 准教授 (40352398)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2011年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円); 2010年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
• キーワード: 各教科の教育 / 非連続型テキスト / 文章理解 / 作業記憶 / 眼球運動 / 児童期 / 図表 / 眼球運動測定 / 文書読解 / 作業記憶容量 / 文書の読解 / 読解力

研究概要

本研究は,図表(非連続型テキスト)を含む文書の読解について,6つの実験を行った。実験1と2では,文書中の図表部分を先に読むと読解成績が向上すること,実験3では,図表を先に読む行動は作業記憶容量に規定されること,実験4では,図表と文章のレイアウトが読解効率に影響すること,実験5では図表と文章の説明内容が,重複か補完かによって読解に影響すること,実験6では,小学3年生児童の読みパターンは大学生とは全く異なることが明らかになった。

研究成果

• [雑誌論文] 非連続型テキストを含む説明文書の読解における作業記憶の影響 (2013)
  • 著者名/発表者名: 岸学・中村光伴・亀井裕
  • 雑誌名: 東京学芸大学紀要総合教育科学系I 巻: 第64集 ページ: 225-232
• [雑誌論文] 呈示モダリティ(読みと聴き)と文体の違いが説明文理解に与える影響 (2013)
  • 著者名/発表者名: 森澤創・岸学
  • 雑誌名: 東京学芸大学紀要総合教育科学系I 巻: 第64集 ページ: 233-240
  • NAID: 110009560056
• [雑誌論文] 非連続型テキストを含む説明文書の読解における作業記憶の影響 (2013)
  • 著者名/発表者名: 岸 学
  • 雑誌名: 東京学芸大学紀要 総合教育科学系I 巻: 64集 ページ: 225-232
• [雑誌論文] 呈示モダリティ（読みと聴き）と文体の違いが説明文理解に与える影響 (2013)
  • 著者名/発表者名: 森澤創
  • 雑誌名: 東京学芸大学紀要 総合教育科学系I 巻: 64集 ページ: 233-240
• [雑誌論文] 読解過程における「非連続型テキスト・資料」と「説明文」の関連,-どちらから先に読む?連続型テキストと非連続型テキスト- (2012)
  • 著者名/発表者名: 岸学
  • 雑誌名: 教育科学社会科教育,明治図書 巻: 49巻 ページ: 28-32
• [雑誌論文] くり返し読みで文章理解と読解方略は変わるのか-音読と黙読の比較- (2012)
  • 著者名/発表者名: 柄本健太郎・岸学・碩しずか
  • 雑誌名: 東京学芸大学紀要総合教育科学系I 巻: 63集 ページ: 171-180
  • NAID: 110009226292
• [雑誌論文] 読解過程における「非連続型テキスト・資料」と「説明文」の関連 (2012)
  • 著者名/発表者名: 岸 学
  • 雑誌名: 教育科学 社会科教育 巻: 49巻 ページ: 28-32
• [雑誌論文] 文章産出困難感尺度の作成とその妥当性の検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 岸学、梶井芳明、飯島里美
  • 雑誌名: 東京学芸大学紀要総合教育科学系I 巻: 63集 ページ: 159-169
  • NAID: 110009226291
• [雑誌論文] 非連続型テキストを含む説明文の読解を促進するには?-眼球運動測定による検討- (2011)
  • 著者名/発表者名: 岸学・中村光伴・相澤はるか
  • 雑誌名: 東京学芸大学紀要総合教育科学系I 巻: 62集 ページ: 177-188
  • NAID: 110008452391
• [雑誌論文] コンピュータ教材における非連続型テキストを含む説明文の学習と読解パターンの分析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 中村光伴・岸学
  • 雑誌名: 熊本学園大学論集「総合科学」 巻: 17巻 ページ: 7-20
  • NAID: 110008465052
  • 査読あり
• [雑誌論文] 非連続型テキストを含む説明文の読解を促進するには? (2011)
  • 著者名/発表者名: 岸学・中村光伴・相澤はるか
  • 雑誌名: 東京学芸大学紀要 総合教育科学系I 巻: 62 ページ: 177-188
• [学会発表] 映像資料のノートテイキングにおけるワーキングメモリの影響 (2012)
  • 著者名/発表者名: 中村光伴・岸学
  • 学会等名: 日本教育心理学会
  • 発表場所: 琉球大学(沖縄県)
  • 年月日: 2012-11-23
• [学会発表] 映像教材における学習の理解度は学習スタイルに左右されるのか (2012)
  • 著者名/発表者名: 大塚規史・岸学
  • 学会等名: 日本心理学会
  • 発表場所: 専修大学(神奈川県)
  • 年月日: 2012-09-11
• [学会発表] 映像資料のノートテイキングにおけるワーキングメモリの影響 (2012)
  • 著者名/発表者名: 中村光伴
  • 学会等名: 日本教育心理学会第54回総会
  • 発表場所: 琉球大学（沖縄県）
• [学会発表] 映像教材における学習の理解度は学習スタイルに左右されるのか (2012)
  • 著者名/発表者名: 大塚規史
  • 学会等名: 日本心理学会第76回大会
  • 発表場所: 専修大学（神奈川県）
• [学会発表] 説明文産出における「読み手意識尺度」作成の予備的研究 (2012)
  • 著者名/発表者名: 岸 学
  • 学会等名: 日本教育心理学会第54回総会
  • 発表場所: 琉球大学（沖縄県）
• [学会発表] 非連続型テキストの読解における作業記憶の影響 (2011)
  • 著者名/発表者名: 岸学・中村光伴
  • 学会等名: 日本教育工学会
  • 発表場所: 首都大学東京(東京都)
  • 年月日: 2011-09-18
• [学会発表] 非連続型テキストの読解における作業記憶の影響 (2011)
  • 著者名/発表者名: 岸学、中村光伴
  • 学会等名: 日本教育工学会第27回全国大会
  • 発表場所: 首都大学東京(東京都)
  • 年月日: 2011-09-18
• [学会発表] 疑問生成におけるメタ理解的知識と再読の影響 (2011)
  • 著者名/発表者名: 柄本健太郎、岸学
  • 学会等名: 日本教育心理学会第53回総会
  • 発表場所: 北海道立道民活動センター(北海道)
  • 年月日: 2011-07-25
• [学会発表] 非連続型テキストの読解リテラシーについて(3)-表示知識と繰り返し読解による影響- (2010)
  • 著者名/発表者名: 中村光伴・岸学
  • 学会等名: 日本教育心理学会
  • 発表場所: 早稲田大学(東京都)
  • 年月日: 2010-08-28
• [学会発表] 非連続型テキストの読解リテラシーについて(2) (2010)
  • 著者名/発表者名: 中村光伴、岸学
  • 学会等名: 日本教育心理学会
  • 発表場所: 早稲田大学(東京都)
  • 年月日: 2010-08-28
• [図書] 現代の認知心理学3思考と言語 (2010)
  • 著者名/発表者名: 岸学,楠見孝(編)
  • 出版者: 北大路書房