研究課題/領域番号 |
22530701
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
|
研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
麻生 武 奈良女子大学, 人文科学系, 教授 (70184132)
|
研究期間 (年度) |
2010 – 2012
|
研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
|
配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2012年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 自己 / 1 歳児 / 人称詞 / 内的状態 / コミュニケーション / 縦断的日誌研究 / 1歳児 / 1・2歳児 / 縦断的研究 / 他者理解 |
研究概要 |
研究成果は大きく分けて2つある。1つは、対象乳児Uの生後2年目の手書きの縦断的日誌観察データを、デジタル化して、約20のテーマに分けてファイル化したことである。これによって、「自己の発達」に関する、周辺テーマを含めた総合的な研究を行うことが可能になった。もう1つは、そのようにテーマごとに整理されたデータを利用して、「自己の発達」に関する、具体的な研究を行ったことである。その成果は、細分化すると3つに分けることができる。1つ目は「イタイ」ということばの獲得をめぐる理論的な問題をまとめ、学会発表や論文にまとめたことである。2つ目は、生後2年目に子どもが「他者」に出会っていくプロセスを、今回整理したデータを利用して論文化したことである。3つ目は、子どもが他称詞や自称詞を獲得していくプロセスについて、学会発表し論文化したことである。「呼び名」としての他称詞と「対象の名前」としての他称詞との間にあるギャップや、「自分の名前」を子どもが口にすることの意味など、生後2年目の"自己"をめぐる新たな謎を浮かびあがらせることができた。
|