研究課題
基盤研究(C)
認知症の精神症状は、中核症状と比較して介護負担が重い。そこで、今研究では認知症患者の精神症状に対して、高い有効性が実証されている行動的介入療法のプログラム開発し、オープントライアルを実施し、その効果を検証した。対象者は八事病院にて焦燥感の顕著なアルツハイマー病14名とレビー小体型認知症8名の主介護者である。介護者向けマニュアルにそった行動的介入プログラムを、週に1回約2時間のセッションを12回行う。精神症状の評価尺度として治療開始前後にCohen-Mansfield Agitation Inventory (CMAI)とAgitation Behavior in Dementia Scale(ABID)により焦燥感を評価した。レビー小体型認知症4名の患者は途中で精神症状が悪化し脱落した。残りの14名は治療開始前後のCMAIとABIDが有意に減少した(P<0.03)。認知症の焦燥感に関して、介護者に行動的介入療法を行う治療は有効だった。介護者の不適切な対応により、認知症の精神症状による問題行動が生じている場合が多かった。
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