研究課題/領域番号 |
22530928
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 大妻女子大学 |
研究代表者 |
酒井 朗 大妻女子大学, 教職総合支援センター, 教授 (90211929)
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研究分担者 |
保坂 亨 千葉大学, 教育学部, 教授 (30173579)
木村 文香 江戸川大学, 社会学部, 講師 (70424083)
伊藤 茂樹 駒澤大学, 総合教育研究部, 教授 (70251569)
小玉 重夫 東京大学, 教育学研究科, 教授 (40296760)
児島 明 鳥取大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (90366956)
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連携研究者 |
児島 明 鳥取大学, 地域学部, 准教授 (90366956)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 青少年問題 / 長期欠席 / 不登校 / 不就学 / 学校に行かない子ども / エクステンディッド・スクール |
研究概要 |
本研究では、長期間にわたり学校に行かないでいる多様なタイプの子どもの問題を、教育権の保障という観点から「学校に行かない子ども」として統一的に捉えることにより、日本の教育問題の理解に再考を迫るとともに、現行の法制度や行政システムを批判的に検討した。分析の主な対象は、不登校問題や高校中退問題であり、それらと社会経済的要因との関連である。また、諸問題に対応するために学校の福祉的機能を強化していこうとするイギリスの拡張学校(エクステンディッド・スクール)の取り組みに学ぶために、同国マンチェスター市を訪問し、現地の学校視察を行った。最後に理論面で社会的排除の概念を参照し、「学校に行かない子ども」は公教育ならびに社会の諸制度の機能不全と関わらせて分析されるべきであると指摘するとともに、学校に行かないことは累進的な社会的排除の過程における初期段階の重大事であるとして警鐘を鳴らした。
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