研究課題
基盤研究(C)
本研究では、日韓の深刻な非行化群を対象にして、彼らの心理的・情緒的問題性を標準化された質問紙を用いて評価した。以下の質問紙を韓国側の少年院在院生約400名(男女200名ずつ)に実施した。得られたデータからは、日韓の少年院在院生で、逆境的児童期体験の深刻度で大きな差が検出された。また、自尊感情にも有意な差が検出された。韓国の少年院在院者は日本のそれらと比較して、有意に自尊感情が高かった。欧米では非行が進行するにしたがって自尊感情が高まっていく報告例があるが、今回の調査結果はそのような先行研究を裏付けるものであった。逆に、日本の少年院在院者の自尊感情はきわめて低く、劣悪な養育環境や被虐待経験などが影響しているものと考えられた。
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