研究課題
基盤研究(C)
2次元の輻射流体計算によって初代星のホストであるミニハロー近傍に発生する磁場の強度を計算した。その結果、これらの星からの輻射によって出来る種磁場の大きさは10^-17-10^-18G程度であることがわかった。またこれに加えて、原始初代星の回りに生まれる降着円盤上で発生する磁場を見積もった。その結果、上記の磁場強度よりもさらに一桁程度強い磁場が生まれることがあきらかとなった。初期宇宙に存在する微弱な種磁場はやがて増幅されてその後の星形成に重要な役割を果たすことが期待される。我々は、初期宇宙での星形成プロセスを理解する為に、金属量の少ない分子雲コアが収縮していく過程で、ガスと磁場の結合の様子をしらべた。その結果、金属量が太陽の1000万分の1以下であれば、磁場はガスと常に結合しているが、それ以上の金属量では星形成途中のある範囲の密度で磁場が散逸することがわかった。
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