研究課題/領域番号 |
22540336
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅰ
|
研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
河原林 透 東邦大学, 理学部, 教授 (90251488)
|
連携研究者 |
大槻 東巳 上智大学, 理工学部, 教授 (50201976)
|
研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2014-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2010年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | グラフェン / ディラック電子 / ランダウ準位 / カイラル対称性 / 物性理論 / メゾスコピック・局在 / メゾス小ピック・局在 / メゾスコピック系・局在 / 有機導体 |
研究概要 |
グラフェンに代表されるような特異なバンド構造に起因して、低エネルギーの有効理論が質量0のディラック電子によって記述されるような低次元電子系の磁気輸送特性を、精密な数値計算によって調べた。その結果、ディラック電子特有の異常量子ホール効果に関して本質的であるn=0ランダウ準位が、系にランダムネスが存在していても、カイラル対称性と呼ばれる対称性が保存していれば、ランダムネスの影響を受けず、対応する量子ホール転移の臨界性に異常性が生じることを一般的に示すことができた。こうした特異的な量子ホール転移は、今後、光学格子上の冷却原子系などで実現が期待される。
|