研究課題/領域番号 |
22540342
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅰ
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研究機関 | 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 |
研究代表者 |
岩野 薫 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 研究機関講師 (10211765)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2010年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 強誘電性 / 水素結合 / 強誘電体 / 反電場効果 / 氷 / プロトン秩序化 / 物性理論 / モンテ・カルロ計算 / 数値シミュレーション / Ice XI |
研究概要 |
氷の水素自由度のみを扱った現象論的モデル(KKYモデル)を用いて、常圧最低温相(いわゆるIce XI)の安定性やその強誘電性について研究を行った。まず、Ice XI の予想される構造、および、そこから水素(プロトン)が配置換えを行った結果得られる16種類の構造について、上記モデルによりエナジェティックスを求めた。その結果、反電場効果をも考慮した場合、Ice XI に対応する結晶群 cmc21 が、形状が細線の場合を除いて、最安定にならないことが分かった。従って、可能な唯一の可能性は,細線が束になったような不完全な構造である。
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