研究課題
基盤研究(C)
本研究では、月周回衛星「かぐや」により取得した可視・近赤外波長域分光データを用い、最も古い地殻である高地地殻岩石中の鉄、マグネシウム比の全球分布を調べた結果、裏側の地殻が表側に比べてマグネシウムがより多く、より早い段階でマグマオーシャンから固化した物質で構成されている事を明らかにした。これは、月の表裏での地殻形成過程(順序)を示したと同時に、月の表裏の二分性の原因としてマグマオーシャンからの固化過程が大きく寄与することを示す証拠である。
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Nature Geoscience
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http://www.jspec.jaxa.jp/hottopics/20120605.html
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