研究課題
基盤研究(C)
ビアリール骨格を持つ化合物の利用は不斉触媒反応の配位子、分子認識素子、光学活性高分子の構成ユニットなど多岐にわたるため、これらの有用な合成法の開発は重要である。現在主として用いられているこれらの合成法は二分子の芳香族化合物をカップリングさせる方法である。しかしながら、原料の芳香族化合物の入手が容易ではないために、本手法で合成することが困難なビアリール化合物が多数存在する。本研究ではこのような需要の高いビアリール化合物の合成法を刷新する全く新しい方法論の開発に成功した。本法は分離困難な副生成物を全く排出せず単一生成物のみを与えるアプローチであり、高度に置換されたビアリール化合物の直截的な合成アプローチとして利用できる。
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