配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2011年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2010年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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研究概要 |
屈折率に応答する汎用の光干渉型化学分析用計測器の開発を行った.溶液濃度が一意に求められること,高精度かつ高感度なこと,連続測定できることを目指して,干渉による位相変化を信号とし,くさび形配置二枚ガラス干渉計兼試料セルを新規に考案し,試料セルも小型化した.考案した干渉計兼試料セルを用いることでレーザー等による揺らぎを補正することができた.本計測システムが濃度に正しく応答することが示され,位相変化はエタノール水溶液 0~0.3%の領域で濃度に対してほぼ比例し,検出限界を 0.022%と決定した.これは市販の屈折率計と遜色ないことが示された.連続的な濃度増減に定性的・定量的に正しく応答することが示され,時間的にもほぼ追従して実時間計測の可能性が示唆された.着色溶液も測定できることが示唆された.
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