研究課題/領域番号 |
22550144
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境関連化学
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研究機関 | 地方独立行政法人大阪市立工業研究所 |
研究代表者 |
水野 卓巳 地方独立行政法人大阪市立工業研究所, 研究員 (10416290)
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研究分担者 |
三原 正稔 地方独立行政法人大阪市立工業研究所, 有機材料研究部, 研究主任 (70416296)
中井 猛夫 地方独立行政法人大阪市立工業研究所, 有機材料研究部, 研究員 (60443545)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2010年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | リサイクル化学 / ポリカーボネート / グリセリン / 一酸化炭素 / 硫黄 / セレン / 触媒 / エチレングリコール / 環状カーボネート / カルボニル化反応 / 酸化反応 / バイオディーゼル燃料 / グリセロールカーボネート / グリセリンカーボネート |
研究概要 |
バイオディーゼル燃料製造の避けることのできない副生物として、ここ数年、グリセリンの商業生産がかなり増大してきた。グリセリンの効果的な利用として、ポリカーボネート原料として使われるグリセロールカーボネート(4一ヒドロキシメチルー2一オキソー1,3一ジオキソラン)のグリセリンからの新しい合成を検討した。グリセリンの、DMF中、80℃、1.0MPaの一酸化炭素を用いた硫黄によって促進されるカルボニル化反応と臭化銅(II)による酸化反応を組み合わせることによって、グリセロールカーボネートを好収率で合成する簡便な方法を開発した。さらに、少し過剰量のグリセリンの、DMF中、20℃、0.1MPaの条件下、一酸化炭素と炭酸カリウムを用いるセレン触媒によるカルボニル化反応と、その後、20℃、0.1 Mpaの条件下、酸素による酸化反応によって、グリセロールカーボネートが好収率で得られた。また、一酸化炭素と酸素、3:1の混合気体中、20℃、0.1MPaの条件下で、グリセロールカーボネートの触媒的な合成が達成された。
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