研究課題
基盤研究(C)
水素環境中における炭素鋼き裂伝ぱ速度の大きな加速は延性的な破面からぜい性的な擬へき開破面に遷移し、擬へき開破面率が増大することで起こる。擬へき開破面への遷移挙動や破面率は繰返し速度の影響を受ける。水素環境にあっても、窒素環境と同様に、疲労き裂伝ぱ速度が大きく加速せず、延性的な破面が支配的な試験条件がある。通常のき裂進展試験では、擬へき開破面の発生条件に達しても、延性ストライエーションのみならず、粒界破面も混在する。延性的な領域で、疲労き裂伝ぱ速度と直接に対応するき裂先端のすべりを定義する試みは成功しなかった。
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Key Engineering Materials
巻: Vol.483-489 ページ: 323-326
10.4028/www.scientific.net/kem.488-489.323