研究概要 |
本研究では,機能性流体の中でも電磁場に感応する流体に着目し,電磁誘導計測法用いた多種系混相流の計測法の確立および,自己循環型MHD発電装置の実現,多孔質体中の熱磁気自然対流の熱伝達特性および流動挙動の3つのテーマに関して研究を行った.結果,電磁誘導計測法を用いた混相流計測に関する研究では,気液二相流のボイド率計測,気泡速度計測に加え,固液二相流の固相体積割合および粒子体積の計測を可能とした.MHD発電に関する研究では,流路形状を変更することにより最大3.6mWの発電量を確認した.多孔質内における磁性流体の熱伝達特性に関する研究では,多孔質体における間隙が大きくなるにつれ,磁場による対流が促進され,熱伝達特性が向上することを実験的・解析的に明らかにした.
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