研究概要 |
本研究では,バーチャルにコンサートホールの音響を計算するシリコンコンサートホールのための音響レンダリング手法の高精度・高速化を検討している。レンダリング手法にコンパクト時間領域差分法を採用し,GPUクラスタに実装することで使用メモリや計算時間などの検討を行っている。その結果,IWB法が最も計算機資源が少なく,かつ精度も良いことが示している。さらに,レンダリング結果を24chスピーカアレイシステムに出力することで可聴化実験を行ったところ,自然な残響を伴った立体音場が再生可能なことを示している。
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