研究概要 |
本研究では,簡便で高効率な物質導入技術の確立を目指し,極短高電圧パルスとそのほかのパルスを組み合わせた物質導入システムの構築を行い,導入効率に関する実験を行った。システムは極短高電圧パルスを発生するパルスパワー発生器,低電圧長パルスを発生するRC放電回路,これらをコントロールするトリガ信号発生器,反応容器等から構成される。本システムを用いることで,メダカ受精卵内部組織に対し電気的ダメージを与えることなく,卵内ヘシクロヘキシミド,アクチノマイシンDなどの化学物質や蛍光色素の導入が確認できた。
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