配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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研究概要 |
MIMO方式における小形端末用アンテナでは,デカップリングマッチング回路の適用が有効であるが,従来その設計法は明確に示されていなかった.本研究ではメッシュ型ネットワークの回路素子を決定する設計式を導出し,相互結合を有する任意のマルチビームアンテナを独立な端子に変換することに成功した.また伝送線路とブリッジサセプタンスから構成する簡易なデカップリング回路の設計式を導出し,従来特殊なアンテナに限定されていたのを適用対象アンテナを拡張することに成功した.さらにマルチビーム端子間で,放射効率,相関係数の周波数特性が異なるとき,アンテナ優劣比較が困難であった.今回アンテナ総合の性能を評価する指標を提案し,アンテナ特性優劣の判断根拠を明確化した.
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