光振幅位相変調方式に対する自己/相互位相変調効果の高速評価法に関する研究

• 研究課題/領域番号: 22560373
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 通信・ネットワーク工学
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 乘松 誠司 (乗松 誠司) 京都大学, 大学院・情報学研究科, 准教授 (20303886)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: 情報通信工学 / 光ファイバ通信 / 位相変調 / ファイバ非線形効果 / 振幅位相変調

研究概要

加入者と固定局との間も光ファイバ通信を用いた高速通信が普及し、これに伴い、固定局間の通信速度向上が求められている。現在、光強度に信号を乗せて伝送しているが、通信速度向上のため同時に位相にも信号を乗せる方式が検討されている。また、さらに速度向上するため、周波数の異なる複数のレーザ光を用いて多チャネル化されている。このような方法では、非常に細い光ファイバコア内に光パワーが集中するため信号品質の劣化が生じてしまう。劣化量を評価するために、光ファイバコア内で生じている現象を計算機上で計算を行うが、現象を再現するために繰り返し計算を行わなければならず、多大な計算時間がかかる。簡易で高速な計算方法を開発することで、光振幅/位相に情報を乗せた光ファイバ通信システムの効率的な設計に貢献する。

研究成果

• [雑誌論文] 擬似XPM雑音法の光4相差動位相変調/振幅位相変調方式への適用 (2012)
  • 著者名/発表者名: 阿形直起、乗松誠司
  • 雑誌名: 電子情報通信学会論文誌 巻: J95-B巻 ページ: 155-167
  • NAID: 110009327371
  • URL: http://search.ieice.org/bin/summary.php?id=j95-b_2_155&category=B&year=2012&lang=J&abst=
  • 査読あり
• [雑誌論文] 光子統計から光電子統計への変換について (2012)
  • 著者名/発表者名: 乗松誠司
  • 雑誌名: 電子情報通信学会論文誌 巻: J95-B巻 ページ: 61-64
  • NAID: 110008897373
  • URL: http://search.ieice.org/bin/summary.php?id=j95-b_1_61&category=B&year=2012&lang=J&abst=
  • 査読あり
• [雑誌論文] 擬似XPM雑音法の光4相差動位相変調/振幅位相変調方式への適用 (2012)
  • 著者名/発表者名: 阿形直起
  • 雑誌名: 電子情報通信学会論文誌 巻: J95-B ページ: 155-167
  • 査読あり
• [雑誌論文] 任意の入力光子統計に対する一般化した多中継伝送路の出力光子統計 (2011)
  • 著者名/発表者名: 乗松誠司
  • 雑誌名: 電子情報通信学会論文誌 巻: J94-B巻 ページ: 938-946
  • NAID: 110008686258
  • URL: http://search.ieice.org/bin/summary.php?id=j94-b_8_938&category=B&year=2011&lang=J&abst=
  • 査読あり
• [雑誌論文] 光多相差動位相変調方式における雑音分布のキュムラントとガウス近似 (2010)
  • 著者名/発表者名: 乗松誠司、岡野慎也
  • 雑誌名: 電子情報通信学会論文誌 巻: J93-B巻 ページ: 1562-1565
  • NAID: 110007880160
  • URL: http://search.ieice.org/bin/summary.php?id=j93-b_11_1562&category=B&year=2010&lang=J&abst=
  • 査読あり
• [学会発表] 擬似XPM雑音法の光振幅位相変調方式への適用 (2011)
  • 著者名/発表者名: 阿形直起
  • 学会等名: 電子情報通信学会 2011年総合大会
  • 発表場所: 東京