研究課題/領域番号 |
22560553
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木環境システム
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研究機関 | 福岡県保健環境研究所 |
研究代表者 |
熊谷 博史 福岡県保健環境研究所, その他部局等, 研究員 (30446869)
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研究分担者 |
田中 義人 福岡県保健環境研究所, その他部局等, 研究員 (20446868)
石橋 融子 福岡県保健環境研究所, その他部局等, 研究員 (90463512)
松尾 宏 福岡県保健環境研究所, その他部局等, 研究員 (90446865)
大石 興弘 福岡県保健環境研究所, その他部局等, 研究員 (90446857)
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連携研究者 |
楠田 哲也 北九州市立大学, 国際環境工学部, 教授 (50037967)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 溶存態ケイ素 / 有明海 / 植物プランクトン / 珪藻 / 無機態リン / 無機態窒素 / 必須栄養塩 / 培養実験 |
研究概要 |
沿岸海洋系への溶存態ケイ素(DSi)の影響をみるために有明海北東部海域のDSiを含む栄養塩濃度とプランクトンを調査した。同海域では年二回のDSi濃度の減少がみられた。特に2-3月の濃度減少が大きく、溶存無機態リン(DIP)濃度も枯渇する状況にあった。この減少は大型珪藻Eucampia spp. 等の増殖によるものと考えられた。その際の栄養塩比をみるとDSi/DINについては1以下、DSi/DIPについては10以下と、著しく低下していた。このようなDSiを含めた栄養塩比の空間的分布が生じていても、地点間の珪藻プランクトンの発生状況に違いは見られなかった。またDSiについては2-3月の濃度低下時に、窒素・リンよりも制限因子になる状態がみられ、その後2ヶ月程度は珪藻繁殖が抑制されていた。
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