研究課題
基盤研究(C)
(1)単層木造立体架構の振動台実験から、以下のことがわかった。同一地震波に対する試験体のねじれ応答は並振時に比べ斜振時に大きくなること、また、ねじれの指標である応力増分係数は偏心率が0.15~0.3の場合に大きくなること、すなわち、この領域で現行規準のねじれ補正係数や形状係数は危険側の評価となっていることがわかった。(2)種々の吹き抜けを有する2層木質立体架構の振動台実験から、弱壁側に床開口が存在する場合に建物はねじれやすくなること、1Fに質量偏心がある場合には、質量偏心の影響が質量偏心のない2Fのねじれの指標である応答変位比にも現れることがわかった。応答変位比への影響は、1Fでは質量偏心による影響が大きく、2Fでは床開口による影響が大きく現れることがわかった。
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Proc. of the 15th World Conference on Earthquak Engineering
巻: 9
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日本建築学会構造系論文集
巻: 77巻,676号 ページ: 919-926
Proc. of the 15th World Conference on Earthquak Engineering, 2012,9
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日本建築学会構造系論文集,77巻,676号
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日本建築学会技術報告集
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