研究課題/領域番号 |
22560650
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築史・意匠
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研究機関 | 鳥取環境大学 |
研究代表者 |
浅川 滋男 鳥取環境大学, 環境学部環境学科, 教授 (90183730)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2010年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 石窟寺院 / 岩窟仏堂 / 洞穴僧院 / 懸造 / 奥の院 / 窟の建築化 / 山林寺院 / 大乗仏教 / 甘露寺 / ブータン / カッパドキア / 岩窟型仏堂 / 修験道 / 復元 / 文化的景観 / 岩陰 / 密教 |
研究概要 |
山陰地方に卓越する懸造の仏堂は岩窟と複合しており、古代中国の石窟寺院を小型化した仏堂にみえる。その成立年代が不明であるため、鳥取市に所在する摩尼寺「奥の院」遺跡を発掘調査した。その結果、平安時代後半に巨巌を掘削して岩窟仏堂をつくり、その正面を整地して懸造の建物を建てていたことが判明した。さらに、インドから中国に至る大乗仏教のコースを遡行して石窟寺院を視察し、日本の岩窟型仏堂と中国の石窟寺院を比較した。その結果、入母屋造の礼堂を岩窟に密着させて正面に設けるB-2a 型が華北の石窟寺院に最も近い一方で、岩窟内に独立した懸造堂宇を設けるB-2b 型が福建省の甘露寺に類似することが明らかになった。甘露寺については、2012 年9 月に実測調査をおこなった。このほかミャンマー、ラオス、ブータンなどでも洞穴僧院を視察し、最古の証拠を残す西インド石窟群と上座部仏教の僧房窟群との類似性に言及している。
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