研究課題/領域番号 |
22560702
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造・機能材料
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
羽坂 雅之 長崎大学, 大学院・工学研究科, 研究員 (30039698)
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研究分担者 |
森村 隆夫 長崎大学, 大学院・工学研究科, 助教 (30230147)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2010年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 金属物性 / 格子欠陥 / 電子顕微鏡 / 電子・電気材料 / 電気・電子材料 |
研究概要 |
本研究の目的は、熱電気直接変換による発電のために、合金ZnxSb3 (x= 3.4-4.3)の微視的構造と熱電的性質を解明することである。合金の作製は周速度0.6-4.2m s-1の片ロール液体急冷法により、微視的構造の解明は、X線回折、透過電子顕微鏡観察、エネルギー分散型X線分析および自由エネルギー計算によった。液体急冷状態においてβ-Zn4Sb3 は、0.6 m s-1の場合x < 4でZnSbと、x > 4でZnと共存し、4.2 m s-1の場合x >= 3.8でζ-Zn3Sb2と共存した。Ζ-Zn3Sb2はその後のアニールによって消滅した。Β-Zn4Sb3においてはナノサイズのボイドやZn粒がZn空孔、侵入型Zn原子、Zn原子の反応により析出あるいは消滅した。測定した無次元性能指数、出力因子、ゼーベック係数、電気伝導度、熱伝導度は合金の作製プロセスによって微視的構造が変化するため大きく変化した。
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