比重2を目指した耐食・航空機材料用Al-Mgクラッド合金の開発

• 研究課題/領域番号: 22560731
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 材料加工・処理
• 研究機関: 早稲田大学
• 研究代表者: 浅川 基男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40288030)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2010年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
• キーワード: マグネシウム / クラッド / アルミニウム / 成形性 / 耐食性 / マグネシウム合金 / 複合材料 / 圧延 / 金属間化合物 / 加工性 / クラッド板 / 圧延接合 / AZ61

研究概要

Mg合金は,金属の中で最も軽量で高い比強度を有するが,常温成形性と耐食性が乏しい.本研究では,薄いAlフォイルでMg合金を包んだクラッド板の製造を検討し,Mg/Alクラッド板を300℃で圧延接合を試み,以下の知見を得た.Mg板とAlフォイルは,圧下率が30%で接着することが可能である.次に,パスごとに300℃で焼鈍を施すと,常温成形性は著しく改良された.さらにMg板とAlフォイルの間にTiフォイルを挿入するとV曲げ試験での剥離防止効果を見いだした.

研究成果

• [雑誌論文] 圧延接合によるMg/Al クラッド板の製造プロセスと室温成形性の究明 (2013)
  • 著者名/発表者名: 浅川 基男
  • 雑誌名: 塑性と加工 巻: 本年度中確定
  • NAID: 10031178872
  • 査読あり
• [雑誌論文] (2010)
  • 著者名/発表者名: Masahiro Saito, Motoo Asakawa, Masaru Kobayashi, Kunio Matsuzaki, Masahito Kato
  • 雑誌名: Steel Research International Special Edition 巻: Volume 81, Number 9 ページ: 234-234
  • 査読あり
• [雑誌論文] 圧延接合によるMg/Alクラッド板の製造プロセスと室温成形性の究明
  • 著者名/発表者名: 斎藤雅寛, 浅川基男, 小林勝, 松崎邦男, 加藤正仁, 船戸寧
  • 雑誌名: 塑性と加工 巻: (2013年度に掲載確定)
  • NAID: 10031178872
  • 査読あり
• [学会発表] 圧延接合によるAZ61Mg合金Alクラッド板の最適作製プロセスの検討-Mg/Alクラッド板の作製及び性質の究明第3報- (2011)
  • 著者名/発表者名: 斎藤雅寛, 浅川基男, 小林勝, 加藤正仁, 松崎邦男, 船戸寧
  • 学会等名: 第62回塑性加工連合講演会
  • 発表場所: ホテル日航豊橋
  • 年月日: 2011-10-28
• [学会発表] 圧延接合によるAZ61Mg合金Alクラッド板の最適作製プロセスの検討 (2011)
  • 著者名/発表者名: 斎藤雅寛
  • 学会等名: 日本塑性加工学会
  • 発表場所: ホテル日航豊橋(愛知県)
  • 年月日: 2011-10-28
• [学会発表] 圧延接合によるAZ61Mg合金Alクラッド板の最適作製プロセスの検討 (2011)
  • 著者名/発表者名: 斎藤雅寛, 浅川基男
  • 学会等名: 日本塑性加工学会
  • 発表場所: ホテル日航豊橋
  • 年月日: 2011-10-28
• [学会発表] Comparison of Mg/Al Clad Sheet with and without Pure Titanium Foil Inserts by Roll-bonding (2011)
  • 著者名/発表者名: 斎藤雅寛
  • 学会等名: ICTP2011
  • 発表場所: アーヘン(ドイツ)
  • 年月日: 2011-09-26
• [学会発表] Comparison of Mg/Al Clad Sheet with and without Pure Titanium Foil Inserts by Roll-bonding (2011)
  • 著者名/発表者名: Masahiro Saito, Motoo Asakawa
  • 学会等名: ICTP2011
  • 発表場所: Aachen, Germany
  • 年月日: 2011-09-26
• [学会発表] Mg/Alクラッド板の接合方法の違いが界面に及ぼす影響 (2011)
  • 著者名/発表者名: 斎藤雅寛
  • 学会等名: 軽金属学会
  • 発表場所: 名古屋大学(愛知県)
  • 年月日: 2011-05-21
• [学会発表] Mg/クラッド板の接合方法の違いが界面に及ぼす影響 (2011)
  • 著者名/発表者名: 斎藤雅寛, 浅川基男
  • 学会等名: 軽金属学会
  • 発表場所: 名古屋大学
  • 年月日: 2011-05-21
• [学会発表] Manufacture of Mg/Al Clad Sheet with Pure Titanium Foil Inserts by Roll-bonding (2011)
  • 著者名/発表者名: M. Saito, M., Asakawa, M., Kobayashi, M., Katoh, M., Masahito, K.
  • 学会等名: ICTP 2011. 10thICTP 2011
  • 発表場所: Aachen, Germany
• [学会発表] 圧延接合によるAZ61Mg合金Alクラッド板の開発-Mg/Alクラッド板の作製及び性質の究明第2報-(Development of Mg/Al Clad Sheet by) (2010)
  • 著者名/発表者名: 斎藤雅寛, 浅川基男, 小林勝, 加藤正仁, 松崎邦男
  • 学会等名: 第61回塑性加工連合講演会
  • 発表場所: 山形大学
  • 年月日: 2010-10-17
• [学会発表] Manufacturing of Mg/Al Clad Sheet with Pure Titanium Foil as Inserts by Hot Pressing and Rolling (2010)
  • 著者名/発表者名: Saito, M., Asakawa, M., Sunaga, Y., Kobayashi, M., Kato, M. & Matsuzaki.K
  • 学会等名: Metal Forming (Toyohashi)
  • 発表場所: ホテル日航豊橋
  • 年月日: 2010-09-22
• [学会発表] 純Ti薄板をインサート材として用いたAZ61Mg合金Alクラッド板の作製及び性質の究明 (2010)
  • 著者名/発表者名: 斎藤雅寛, 浅川基男, 小林勝, 松崎邦男, 加藤正仁
  • 学会等名: 第41回塑性加工春季講演会
  • 発表場所: 電気通信大学
  • 年月日: 2010-05-28