研究課題
基盤研究(C)
土壌と混合塩を用いた塩化処理により,無機系廃棄物中の鉛等の有害成分を塩化揮発除去する汎用性の高い技術を開発した。塩化剤としては,長時間にわたり有効に作用するCaCl2が望ましく,土壌には珪藻土が有効であり,廃棄物中のSiO2濃度が高い場合には添加不要である。処理温度は廃棄物中の鉛の状態に依存し,800~1000℃程度を必要とする。また,適度の水分を含むキャリアガスを流す必要がある。