配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2010年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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研究概要 |
本研究の目的は,ゼオライトの結晶サイズ制御とナノ結晶ゼオライト触媒の設計法を確立することである.基材となるナノ結晶ゼオライトの調製として,MFI,TON,MOR,BEA,FAU,MTWの各種ゼオライトの合成とサイズの制御に成功した.特に,MFI,MOR,MTW,TONゼオライトに関しては,100ナノメートル程度の結晶,および数マイクロメートルの結晶の調製に成功した.ゼオライトを触媒に用い,グリセリンからのアクロレイン選択合成,および2-メチルナフタレンからの2,6-ジメチルナフタレン選択合成を実施した.アクロレイン合成にはTON型ゼオライトが,2,6-ジメチルナフタレン選択合成にはMFI型とMTW型ゼオライトが優れた選択性を示した.さらに結晶のナノサイズ化は目的生成物選択性の向上のみならず,触媒活性の安定化に大きく寄与することを明らかにした.
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