研究概要 |
本研究では,強風域(風速15m/s-25m/s)でも運転可能な強風域特化型風力発電システムの過回転防止制御機構の研究開発を行った.ここでは、水平軸風車の過回転を防止するためのエアーブレーキシステム「風車のダブルピッチ制御機構」を開発し,その実証機(3kw)を製作し運転試験を行った.このような失速・回復現象を誘発する事により,風車の過回転が防止できることをフィールド試験で確認し,空気力学的・動力学的メカニズムを解析した.さらに,翼素理論および動的システム理論から,失速制御挙動を解析し,本制御機構の欠点を洗い出すと共に,新たな制御手法を設計し、数値シミュレーションで有効性を確認した.
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