研究概要 |
天然ガス(CNG)を主燃料として吸気管に供給し,着火燃料を燃焼室内に噴射する二元燃料ディーゼル機関の性能,燃焼特性,排ガス特性に及ぼす運転変数の影響について実験的に検討した.研究の結果,(1)着火燃料が保有すべきセタン価の下限は45程度であること,(2)反応性が高いDMEをCNGに予混合した場合にはCNG供給比率によって燃焼形態が大きく異なること,(3)二元燃料ディーゼル燃焼に窒素あるいは二酸化炭素希釈を適用することでNOxとSmokeとのトレードオフがいずれも顕著に改善すること,などを明らかにした.
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