研究課題/領域番号 |
22570019
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
佐藤 宏明 奈良女子大学, 自然科学系, 准教授 (20196265)
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研究分担者 |
木村 正人 北海道大学, 地球環境科学研究科, 教授 (30091440)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | イラクサ / ニホンジカ / 防御形質 / アカタテハ / 進化 / 自然淘汰 / 奈良公園 / 被食誘導応答 / 遺伝的分化 / 遺伝力 / AFLP / COI / 被食 / 局所適応 / 表現型可塑性 / 淘汰限界 / 共進化 / シカ / 誘導応答 / 遺伝率 / 資源分配 / 刺毛 / AFLP法 / 植食性昆虫 / 被食率 / 繁殖投資 / トレードオフ / 開花フェノロジー / 採餌圧 |
研究成果の概要 |
奈良公園に生育するイラクサは近隣地域のイラクサとくらべるとおびただしい数の刺毛を葉や茎に備えている.奈良公園では1200年にわたり多数のシカが保護されてきたことを念頭に,本研究は,(1)個体群間の刺毛の変異はシカの生息密度に依存している,(2)刺毛はシカに対する防御には役立つが植食性昆虫には役立たない,(3)奈良公園のイラクサ集団は他地域の集団とは遺伝的に相当異なる,という結果から,奈良公園に生育するイラクサの異常に多い刺毛はシカに対する防御形質として進化したと結論づけた.また,奈良公園のアカタテハは幼虫の成育に関して奈良公園のイラクサに局所適応をしていることを示した.
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