高等植物の細胞周期チェックポイントに関わる新規蛋白質の探索

• 研究課題/領域番号: 22570055
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 植物分子生物・生理学
• 研究機関: 独立行政法人日本原子力研究開発機構
• 研究代表者: 坂本 綾子 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 量子ビーム応用研究部門, 研究主幹 (00354960)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: 環境応答 / チェックポイント / 細胞周期 / DNA 損傷 / リン酸化 / DNA修復 / DNA複製 / DNA損傷 / 紫外線 / ガンマ線

研究概要

高等植物におけるチェックポイント機構の全容を明らかにする目的で、DNA 損傷や複製障害を受けたときに特異的にリン酸化される蛋白質を解析し、チェックポイントの制御に関与すると思われるいくつかの新規蛋白質の候補を得た。また、チェックポイント応答の下流で起こる損傷乗り越え複製について解析し、特異的なポリメラーゼが突然変異を誘発したり、相同組み換えを制御することを見出した。

研究成果

• [雑誌論文] Mutational effects of γ-rays and carbon ion beams in Arabidopsis seedlings (2013)
  • 著者名/発表者名: R. Yoshihara, S. Nozawa, Y. Hase, I. Narumi, J. Hidema and A. N. Sakamoto
  • 雑誌名: J. Radiat. Res. 巻: (in press) 号: 4 ページ: 1050-1056
  • DOI: 10.1093/jrr/rrt007
  • 査読あり
• [雑誌論文] Mutational effects of γ-rays and carbon ion beams in Arabidopsis seedlings (2013)
  • 著者名/発表者名: Ryouhei Yoshihara
  • 雑誌名: Journal of Radiation Research 巻: 印刷中 号: 6 ページ: 1050-1056
  • DOI: 10.1093/jrr/rrt074
  • 査読あり
• [雑誌論文] Role of AtPolζ, AtRev1 and AtPol η in γ ray-induced mutagenesis (2011)
  • 著者名/発表者名: M. Nakagawa, S. Takahashi, I. Narumi and A. N. Sakamoto
  • 雑誌名: Plant Signal Behav. 巻: 6 ページ: 728-31
  • 査読あり
• [雑誌論文] Role of AtPol ζ , AtRev1, and AtPol η in UV light-induced mutagenesis in Arabidopsis. (2011)
  • 著者名/発表者名: M. Nakagawa, S. Takahashi, A. Tanaka, I. Narumi and A. N. Sakamoto
  • 雑誌名: Plant Physiol. 巻: 155 ページ: 414-20
  • 査読あり
• [雑誌論文] Role of AtPolζ, AtRev1, and AtPolη in UV light-induced mutagenesis in Arabidopsis. (2011)
  • 著者名/発表者名: Nakagawa M
  • 雑誌名: Plant Physiology 巻: 155 ページ: 414-20
  • 査読あり
• [雑誌論文] Role of AtPolζ, AtRev1, and AtPolη in γ ray-induced mutagenesis. (2011)
  • 著者名/発表者名: Nakagawa M
  • 雑誌名: Plant Signaling & Behavior 巻: 6(印刷中)
  • 査読あり
• [学会発表] ゲノム安定性維持におけるAtRev1の様々な機能 (2013)
  • 著者名/発表者名: 坂本 綾子
  • 学会等名: 第54回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 岡山大学（岡山市）
• [学会発表] イオンビーム誘発UVB耐性変異体イネutr319の解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 高野成央
  • 学会等名: 第53回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 京都産業大学(京都市)
  • 年月日: 2012-03-16
• [学会発表] ゲノム安定性維持におけるAtRev1 の様々な機能 (2012)
  • 著者名/発表者名: 坂本綾子、高橋真哉、Wojciech Strzalka、鳴海一成
  • 学会等名: 第54回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 岡山市
• [学会発表] Genetic Stability and Change : Genome Maintenance Mechanisms in Plants (2012)
  • 著者名/発表者名: R. Yoshihara, Y. Hase, S. Nozawa, I. Narumi, K. Takimoto and A. N. Sakamoto
  • 学会等名: Mutation Spectrum Analysis in Higher Plant. EMBO Workshop
  • 発表場所: Roscoff, France
• [学会発表] Mutation Spectrum Analysis in Higher Plants (2012)
  • 著者名/発表者名: Sakamoto AN
  • 学会等名: EMBO Workshop on Genetic Stability & Change: Genome Maintenance Mechanisms in Plants
  • 発表場所: Roscoff（France）
• [学会発表] イオンビーム誘発UVB感受性変異体イネusr1の特徴解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 千葉和宏
  • 学会等名: 第53回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 京都産業大学(京都市)
• [学会発表] 量子ビーム変異誘発機構の解明 : 高効率な育種素材創成を目指して (2011)
  • 著者名/発表者名: 日出間純、寺西美佳、土岐精一、雑賀啓明 坂本綾子、吉原亮平
  • 学会等名: 第6回高崎量子応用研究シンポジウム
  • 発表場所: 高崎市
  • 年月日: 2011-10-14
• [学会発表] 量子ビーム変異誘発機構の解明:高効率な育種素材創成を目指して (2011)
  • 著者名/発表者名: 日出間純
  • 学会等名: 第6回高崎量子応用研究シンポジウム
  • 発表場所: 高崎シティギャラリー(高崎市)(招待講演)
  • 年月日: 2011-10-14
• [学会発表] 放射線誘発DNA酸化損傷がシロイヌナズナにおける突然変異に与える影響 (2011)
  • 著者名/発表者名: 吉原亮平、長谷 純宏、野澤樹、鳴海一成、滝本晃一、日出間純、坂本綾子
  • 学会等名: 日本放射線影響学会第54回大会
  • 発表場所: 神戸市
• [学会発表] 放射線誘発DNA酸化損傷がシロイヌナズナにおける突然変異に与える影響 (2011)
  • 著者名/発表者名: 吉原亮平
  • 学会等名: 日本放射線影響学会第54回大会
  • 発表場所: 神戸商工会議所会館(神戸市)
• [学会発表] イオンビーム誘発UVB耐性変異体イネUVTSa-319の生理学的特徴解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 高野成央
  • 学会等名: 第52回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 東北大学(仙台市)
• [学会発表] シロイヌナズナの細胞周期チェックポイントに関与するAtATRIP の解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 坂本綾子
  • 学会等名: 日本植物学会第74回大会
  • 発表場所: 春日井市
  • 年月日: 2010-09-10
• [学会発表] 変異誘発効果から見る紫外線および電離放射線の高等植物に対する影響-シロイヌナズナを用いた突然変異スペクトル解析- (2010)
  • 著者名/発表者名: 吉原亮平、滝本晃一、長谷純宏、野澤樹、坂本綾子、鳴海一成
  • 学会等名: 日本放射線影響学会第53回大会
  • 発表場所: 京都市
• [学会発表] シロイヌナズナの細胞周期チェックポイントに関与するAtATRIPの解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 坂本綾子
  • 学会等名: 日本植物学会第74回大会
  • 発表場所: 中部大学(春日井市)
• [学会発表] 変異誘発効果から見る紫外線および電離放射線の高等植物に対する影響-シロイヌナズナを用いた突然変異スペクトル解析- (2010)
  • 著者名/発表者名: 吉原亮平
  • 学会等名: 日本放射線影響学会第53回大会
  • 発表場所: 京都テルサ(京都市)
• [学会発表] DNA修復欠損植物における誘発突然変異スペクトルの解析
  • 著者名/発表者名: 坂本 綾子
  • 学会等名: 第７回高崎量子応用シンポジウム
  • 発表場所: 高崎シティーギャラリー （高崎市）
• [備考]
  • URL: http://www.taka.jaea.go.jp/rab_div/grr/index_j.html
• [備考]
  • URL: http://www.taka.jaea.go.jp/rab_div/grr/index_j.html