研究課題/領域番号 |
22570097
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物多様性・分類
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
副島 顕子 熊本大学, 自然科学研究科, 教授 (00244674)
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研究分担者 |
星 良和 東海大学, 農学部, 准教授 (70332088)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2010年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 生物系統地理 / 倍数体進化 / 東アジア / 放散的種分化 / 種分化 / 細胞地理学 / 分子系統解析 / 東アジアフロラ / 国際情報交換 |
研究概要 |
中国のシロヨメナ群は1種11変種に分類されているが,本研究およびこれまでの知見により約3分類群にまとめられることになった.一方,日本のシロヨメナ群には6種4変種が認められ,放散的種分化はむしろ日本で顕著に起こったとみなすことができる.これは大陸では地形が連続的なので遺伝的交流が妨げられない広分布種が存在するのに対し,日本の地形の複雑さが遺伝的交流を妨げて種分化を促進した結果であると考えられる. これらシロヨメナ群の分子系統解析は難航しているが,その理由は各分類群間の遺伝的差異が小さいためであり,そのこと自体が,シロヨメナ群が比較的最近,急速な放散的種分化を遂げた証拠とみなすことができる.
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