研究課題
基盤研究(C)
細胞膜上の受容体はリガンドと結合することにより活性化され、その後、エンドサイトーシスにより細胞内へと取り込まれる。この機構は、細胞増殖シグナルの下方制御やウィルス感染に深く関わっている。しかしながら、活性化した受容体がどのようにしてクラスリン小胞に取り込まれるのか、また受容体を含むクラスリン小胞がどのようにして初期エンドソームに輸送されるのか、についてはまだ十分には解明されていない。本研究において、私達はクラスリン小胞形成の初期過程について、詳細に解析し、受容体の取込み過程に必要な複数のタンパク質の同定に成功した。また、酵母遺伝子欠損ライブラリーのスクリーニングにより、受容体のエンドサイトーシスに異常のみられる変異体の複数単離に成功し、その表現型の解析を行った。これらの成果は、これまで不明であった出芽酵母における受容体のエンドサイトーシス新しい機構の解明に繋がると期待される。
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