研究課題
基盤研究(C)
哺乳類細胞核内の染色体複製の分子機構の解明を目指し、マウスDNAポリメラーゼαの細胞内動態を解析した。マウスDNAポリメラーゼαをモデルとした解析等を通じて、1)哺乳類細胞のDNAポリメラーゼαに特異的阻害剤を開発し、デヒドロアルテヌシンの誘導体の中の一つC12が最も強力に特異的にポリメラーゼαを阻害することを見出した。そのことからleading鎖とlagging鎖の合成が不一致したときに異所的なRPAのfociが形成される可能性を考察した。2)ポリメラーゼαの温度感受性変異体の解析を通じて、核内の異常タンパク質を排除するタンパク質品質管理機構の存在する可能性を示唆し、解析を続けた。3)DNAポリメラーゼαと相互作用するテロメア結合因子の解析を通じてDNAポリメラーゼαのクロマチンへのloadingメカニズムに共通した分子メカニズムの提唱にいたった。
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Journal Fluorescence
巻: 21(3) 号: 3 ページ: 1189-1194
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http://www.intechopen.com/articles/show/title/auality-control-of-dna-polymerase-
http://www.riken.jp/celldynamics/research_3.html