研究課題/領域番号 |
22570192
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
太田 安隆 北里大学, 理学部, 教授 (90192517)
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研究分担者 |
斉藤 康二 (斎藤 康二) 北里大学, 理学部, 助教 (70556901)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2010年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 細胞運動 / 細胞接着 / 細胞極性 / 低分子量 GTP 結合タンパク質 / 細胞骨格 / small GTPase / 間葉性遊走 / Rho / Rac / 低分子量GTP結合タンパク質 |
研究概要 |
FilGAP は低分子量 GTP 結合タンパク質 Rac を特異的に不活化する因子である。本研究で FilGAP による動物細胞の運動制御機構を解析した。(1)葉状仮足を介した間葉性遊走における FilGAP の機能解析を行い、FilGAP は2次元環境下で運動している細胞の葉状仮足の形成を細胞前部に限定させる機能があることが示唆された。(2)ヒト乳がん細胞 MDA-MB-231 は、3次元培養条件下(3D)で Bleb 型と間葉型の形態を混在して持っているが, FilGAP を欠失した細胞は間葉型の形態になり、Bleb 型に移行できなくなった。これから FilGAP は 3D で Bleb 型の運動に必要な因子であることが明らかになった。また、 MDA細胞は FilGAP 存在下でより高度の浸潤能を示すことが明らかになった。(3)FilGAP はRho/ROCK シグナル伝達系で、リン酸化され活性化することで、3D での Bleb 構造の形成に関与していることが明らかになった。
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