研究課題
基盤研究(C)
細胞膜にできた小さな損傷の修復にはエキソサイトーシスが必須である。これまでに、細胞膜に繰り返し損傷を与えると2回目の損傷修復が1回目よりも早く、この修復促進反応には、以前の損傷からの時間に応じてプロテインキナーゼCやプロテインキナーゼAのキナーゼ活性、および転写因子CREBに依存した遺伝子発現を必要とすることを明らかにしてきた。本研究において、細胞膜損傷を受けた細胞のみならず、その周辺の細胞においてもCREB依存的な遺伝子発現が活性化され、膜修復が促進されることを明らかにした。さらに、一酸化窒素/プロテインキナーゼGを介した情報伝達経路が、周辺の細胞におけるCREBの活性化を誘起していることも明らかにした。
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PLoS ONE
巻: 7 号: 8 ページ: e42885-e42885
10.1371/journal.pone.0042885