研究課題/領域番号 |
22570215
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
進化生物学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
津田 みどり 九州大学, 大学院・農学研究院, 准教授 (20294910)
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研究分担者 |
中平 賢吾 九州大学, 大学院・農学研究院, 助教 (70596585)
柳 真一 九州大学, 総合研究博物館, 専門研究員 (50532363)
山田 直隆 九州大学, 大学院・農学研究院, 助教 (20304769)
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連携研究者 |
佐伯 順子 九州大学, 総合研究博物館, 学術研究員 (40646858)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 昆虫 / 形態 / 多様性 / 遺伝 / 多型 / 進化 / 母性効果 / 系統進化 |
研究概要 |
代表者らが発見した、触角節数が少ない個体が一定割合、集団内に保たれる多型の発生・維持機構を、セコブマメゾウムシ属において大進化・小進化の双方の観点から解明した。本属の分子系統樹を再構築し、触角節数の多型は、アフリカ産種のクレードのみで独立に複数回進化したと推定した。これは、触角節数異常の発生に系統の効果が一部寄与することを示す。異常節数個体の選択実験を行い、得られた選択集団と対照集団の交配実験により、異常触角節数は雌では不利だが、雄では有利であることが解明された。この結果より、生態形質の多型維持の原因として最近注目され始めた性的対立が、形態形質の多型維持においても重要な役割を果たすことが初めて示された。
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