研究課題
基盤研究(C)
現代人抜去歯、中切歯から第2大臼歯、上下顎左右側、合計6572本において、非齲蝕性歯頸部硬組織欠損(Non Carious Cervical Lesions:NCCL)の出現状況を調べた。NCCLは犬歯と第一小臼歯で最も出現頻度が高かった(40~60%)。ほとんどの歯種で、NCCLは 頬側(唇側)に最も高頻度に現れたが、上顎第2大臼歯では舌側に最も高頻度で現れた。形態は、表面の輪郭(弦、横長、縦長、帯、不定形)と断面の形態(円形、楔、平滑、不定形)で分類した。前歯の舌側には、縦長・円形タイプが多く、小臼歯の 頬側には弦・楔タイプが多く、大臼歯の近心面と遠心面には、横長・円形タイプが多かった。
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