研究課題/領域番号 |
22580138
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
松本 知明 熊本大学, 医学部附属病院, 非常勤診療医師 (30128318)
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連携研究者 |
井上 勳 熊本高等専門学校, 教授 (00106113)
橋本 修 久留米大学, 医学部, 助教 (50289427)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 卵アレルギー / 卵アレルゲン / 低アレルゲン化 / オボムコイド / 直流電流 / プロテオミクス / 蛋白高次構造 / 食物アレルギー / 通電処理 / 低アレルゲン食品 / 質量分析 / 鶏卵アレルギー / 卵白オボムコイド / 卵白アレルゲン / 蛋白質量分析 |
研究概要 |
鶏卵成分で最もアレルゲン活性の高いオボムコイド蛋白に直流電流の通電処理を行うと、陰極側、陽極側双方でアレルゲン活性が減弱すること、とくに陰極側でり減弱することを見出した。通電処理前後のオボムコイド蛋白をトリプシン処理し、質量分析装置で比較解析したところ、システインを含む2個のペプチド領域(57E-63K、123H-128R)が通電処理後の陰極、陽極双方で検出されなかった。通電により、これらの部位で変化が生じたと推測される。陰極側でのみ著しいチオール基数増加をみたが、今回の結果から分子内 S-S 結合開裂部位は特定されなかった。さらに鶏卵アレルギー患者で、陰極側変性オボムコイド蛋白を用いる経口負荷試験を行ったが、臨床的有用性は証明できなかった。
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