アマモ場造成を目指したアマモの種子発芽の研究

• 研究課題/領域番号: 22580207
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 水産学一般
• 研究機関: 横浜市立大学
• 研究代表者: 塩田 肇 横浜市立大学, 大学院・生命ナノシステム科学研究科, 准教授 (40315825)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円); 2012年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円); 2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2010年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
• キーワード: 水圏環境・保全 / アマモ場 / 種子発芽 / 植物ホルモン

研究概要

アマモ場造成の基礎となるアマモの種子発芽メカニズムについて、生理・遺伝子のレベルで研究を行った。アマモの種子発芽は、低温、低塩濃度、低浸透圧などで促進され、中でも低浸透圧が最も優先的に作用した。植物ホルモンとしては、アブシシン酸とジベレリンが作用したが、作用する時期は陸生植物とは異なった。種子発芽時に発現する遺伝子が87種類単離された。研究成果を応用し、種子発芽を抑えて1年以上保存できる種子保存法を提唱した。

研究成果

• [雑誌論文] Expression of foreign aquaporin genes in lily pollen protoplasts (2011)
  • 著者名/発表者名: Yamada,K., Yanada,K., Matsuzawa,A., Tanaka,I., Shiota,H.
  • 雑誌名: Ｐｌａｎｔ Ｂｉｏｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ 巻: 28 号: 5 ページ: 509-514
  • DOI: 10.5511/plantbiotechnology.11.0922a
  • NAID: 10030304178
  • ISSN: 1342-4580, 1347-6114
  • 査読あり
• [雑誌論文] 横浜におけるアマモ場再生プロジェクト (2011)
  • 著者名/発表者名: 塩田肇
  • 雑誌名: 木原記念横浜生命科学振興財団ニューズレター 巻: Vol.28 ページ: 11-12
• [雑誌論文] Nucleotide polymorphism in the carrot embryogenesis abundant geneDC8/ECP63 (2010)
  • 著者名/発表者名: Shiota,H., Matsuzawa,A., Kurokawa,K., Sugimoto,G., Yonezawa,M., Tanaka,I.,kamada,H
  • 雑誌名: Scientia Horticulturae 巻: 125 号: 4 ページ: 767-770
  • DOI: 10.1016/j.scienta.2010.05.001
  • 査読あり
• [雑誌論文] Nucleotide polymorphism in the carrot late embryogenesis abundant gene DC8/ECP63. (2010)
  • 著者名/発表者名: 塩田肇
  • 雑誌名: Scientia Horticulturae 巻: 125号 ページ: 767-770
  • 査読あり
• [学会発表] Expression and functional analysis of plasma membrane aquaporin genes, ZoPIP1;1and ZoPIP2;1in eelgrass (Zostera marina) (2013)
  • 著者名/発表者名: 近藤果歩、梁田健一、松澤篤史、田中一朗、塩田肇
  • 学会等名: 第16回植物膜国際シンポジウム
  • 発表場所: 倉敷芸文館(倉敷市)
  • 年月日: 2013-03-28
• [学会発表] Expression of foreign aquaporin genes in the lily pollen protoplast system (2013)
  • 著者名/発表者名: 山田佳史、梁田健一、松澤篤史、田中一朗、塩田肇
  • 学会等名: 第16回植物膜国際シンポジウム
  • 発表場所: 倉敷芸文館(倉敷市)
  • 年月日: 2013-03-28
• [学会発表] 海生種子植物アマモの種子発芽時に発現する遺伝子の解析 (2013)
  • 著者名/発表者名: 土橋昇平、板東由希子、高碩敏、塩田肇
  • 学会等名: 第54回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 岡山大学(岡山市)
  • 年月日: 2013-03-23
• [学会発表] 海生種子植物アマモの種子発芽時に発現する遺伝子の解析 (2013)
  • 著者名/発表者名: 塩田肇
  • 学会等名: 第54回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 岡山大学（岡山市）
• [学会発表] Expression and functional analysis of plasma mebrane aquaporin gene, ZoPIP1;1 and ZoPIP2;1 in eelgrass (Zostera marina) (2013)
  • 著者名/発表者名: 塩田肇
  • 学会等名: 第16回植物膜国際シンポジウム
  • 発表場所: 倉敷芸文館（倉敷市）
• [学会発表] Expression of foreign aquaporin genes in the lily pollen protoplast system (2013)
  • 著者名/発表者名: 塩田肇
  • 学会等名: 第16回植物膜国際シンポジウム
  • 発表場所: 倉敷芸文館（倉敷市）
• [学会発表] 海生種子植物アマモの種子発芽特性の解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 塩田肇、板東由希子、喜多尾朝恭、佐藤洸、宮田莉穂
  • 学会等名: 日本植物学会第76回大会
  • 発表場所: 兵庫県立大学(姫路市)
  • 年月日: 2012-09-15
• [学会発表] 海生種子植物アマモの種子発芽時に発現する遺伝子の探索 (2012)
  • 著者名/発表者名: 土橋昇平、宮田莉穂、板東由希子、高碩敏、塩田肇
  • 学会等名: 第53回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 京都産業大学(京都市)
  • 年月日: 2012-03-18
• [学会発表] 海生種子植物アマモの種子発芽時に発現する遺伝子の探索 (2012)
  • 著者名/発表者名: 塩田肇
  • 学会等名: 第53回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 京都産業大学(京都)
  • 年月日: 2012-03-18
• [学会発表] ニンジン液胞膜アクアポリン遺伝子DcTIP3の発現解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 塩田肇
  • 学会等名: 第53回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 京都産業大学(京都)
  • 年月日: 2012-03-17
• [学会発表] ニンジン液胞膜アクアポリン遺伝子DcTIP3の発現解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 朝倉さくら子、松澤篤史、田中元気、菊池彰、鎌田博、田中一朗、塩田肇
  • 学会等名: 第53回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 京都産業大学(京都市)
  • 年月日: 2012-03-16
• [学会発表] 海生種子植物アマモの種子発芽特性の解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 塩田肇
  • 学会等名: 日本植物学会第76回大会
  • 発表場所: 兵庫県立大学（姫路市）
• [学会発表] アマモ原形質膜アクアポリン遺伝子の単離と発現解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 梁田健一、板東由希子、田中一朗、塩田肇
  • 学会等名: 日本植物学会第75回大会
  • 発表場所: 東京大学(東京都)
  • 年月日: 2011-09-18
• [学会発表] アマモ原形質膜アクアポリン遺伝子の単離と発現解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 塩田肇
  • 学会等名: 日本植物学会第75回大会
  • 発表場所: 東京大学(東京)
  • 年月日: 2011-09-18
• [学会発表] 海生種子植物アマモにおける原形質膜アクアポリンの研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: 梁田健一、板東由希子、塩田肇
  • 学会等名: 第3回植物アクアポリン研究討論会
  • 発表場所: 倉敷芸文館(倉敷市)
  • 年月日: 2011-06-03
• [学会発表] 海生種子植物アマモにおける原形質膜アクアポリンの研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: 塩田肇
  • 学会等名: 第3回植物アクアポリン研究討論会
  • 発表場所: 倉敷芸文館(倉敷)(招待講演)
  • 年月日: 2011-06-03
• [学会発表] ニンジン不定胚における2種類のVP1/ABI3の発現と機能の解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 納富啓子、田中一朗、鎌田博、塩田肇
  • 学会等名: 第52回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 東北大学(仙台市)
  • 年月日: 2011-03-22
• [学会発表] 海生種子植物アマモにおける原形質膜アクアポリン遺伝子の単離と発現解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 梁田健一、板東由希子、田中一朗、塩田肇
  • 学会等名: 第52回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 東北大学(仙台市)
  • 年月日: 2011-03-22
• [学会発表] 海生種子植物アマモにおける原形質膜アクアポリと遺伝子の単離と発現解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 塩田肇
  • 学会等名: 第52回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 東北大学
  • 年月日: 2011-03-22
• [学会発表] Physiological analysis of seed development and germination in seagrass (Zostera marina) (2011)
  • 著者名/発表者名: 塩田肇、板東由希子、梁田健一、黒川圭太、田中一朗
  • 学会等名: 第18回国際植物学会議
  • 発表場所: メルボルン(オーストラリア)
• [学会発表] Physiological analysis of seed development and germination in seagrass (Zostera marina) (2011)
  • 著者名/発表者名: 塩田肇
  • 学会等名: 第18回国際植物学会議
  • 発表場所: メルボルン,オーストラリア
• [学会発表] 花粉プロトプラストによる植物アクアポリンの機能解析法 (2010)
  • 著者名/発表者名: 塩田肇、梁田健一、山田佳史、松澤篤史、田中一朗
  • 学会等名: 第28回日本植物細胞分子生物学会大会
  • 発表場所: 東北大学(仙台市)
  • 年月日: 2010-09-03
• [学会発表] 花粉プロトプラストによる植物アクアポリンの機能解析法 (2010)
  • 著者名/発表者名: 塩田肇
  • 学会等名: 第28回日本植物細胞分子生物学会大会
  • 発表場所: 東北大学
  • 年月日: 2010-09-03
• [学会発表] Expression andfunctional analysis of two kinds of the VP1/ABI3 factors in carrot embryogenesis (2010)
  • 著者名/発表者名: 納富啓子、田中一朗、鎌田博、塩田肇
  • 学会等名: 第21回シロイヌナズナ研究国際会議
  • 発表場所: パシフィコ横浜(横浜市)
  • 年月日: 2010-06-08
• [学会発表] Expression analysis of the aquaporin genes in carrot somatic embryogenesis (2010)
  • 著者名/発表者名: 朝倉さくら子、松澤篤史、田中一朗、鎌田博、塩田肇
  • 学会等名: 第21回シロイヌナズナ研究国際会議
  • 発表場所: パシフィコ横浜(横浜市)
  • 年月日: 2010-06-08
• [学会発表] Lilly pollen protoplast system for functional analysis of plant aquaporins (2010)
  • 著者名/発表者名: 梁田健一、山田佳史、松澤篤史、田中一朗、塩田肇
  • 学会等名: 第21回シロイヌナズナ研究国際会議
  • 発表場所: パシフィコ横浜(横浜市)
  • 年月日: 2010-06-08
• [学会発表] Carrot somatic embryogenesis for analysis of desiccation tolerance and abscisic acid signal transduction (2010)
  • 著者名/発表者名: 塩田肇、高碩敏、高塚理之、田中一朗、鎌田博
  • 学会等名: 第21回シロイヌナズナ研究国際会議
  • 発表場所: パシフィコ横浜(横浜市)
  • 年月日: 2010-06-07
• [図書] ニンジンの形質転換プロトコール (2012)
  • 著者名/発表者名: 塩田肇
  • 総ページ数: 432
  • 出版者: 化学同人
• [図書] ニンジンの形質転換プロトコール（田部井豊 編） (2012)
  • 著者名/発表者名: 塩田肇
  • 総ページ数: 432
  • 出版者: 化学同人
• [備考] 塩田肇、生き物のゆりかごアマモ場再生への道のり、品川区区民大学入門講座、2012年2月27日、品川区中小企業センター(東京都)
• [備考] 塩田肇、海に生きる植物たち海藻と海草の話、グリーンキッズ2010夏、2010年8月11日、八景島シーパラダイス(横浜市)